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カテゴリ:本( 88 )

「最後の息子」 吉田修一

最後の息子 (文春文庫)

吉田 修一/文藝春秋

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表題のほか2作、合計3作品が集められている。わたしは、表題の「最後の息子」が一番好き。
最後に「最後の息子」という言葉を出すことで、ガツンとやられた。
ビデオを通しての語り部の意味はなんだろう?と思いながら読んだのだが、
ビデオを通してしか、閻魔ちゃんを見ていなかった、つまり、ちゃんと相手と向き合ってなかったということを示唆するのかな?と思った。
最後にこの言葉を持ってくることで、落とし所の持っていきかた、やっぱり、吉田さんは裏切らないなぁ・・・って思いました。

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by chocotto-san | 2017-10-10 14:28 | | Comments(0)

婚約のあとで 阿川佐和子

婚約のあとで (新潮文庫)

阿川 佐和子/新潮社

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先日、福岡先生との対談集を読んだので、阿川さんの本がとても読みたくなりました。そんな折、タイムリーに、ブックオフで見つけたので購入。

阿川さんの本、前に読んだ本も(←タイトル失念)漫画みたいにすらすら読めるなぁと思ったけど、これもそう。
読みやすかったです。

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by chocotto-san | 2017-09-29 20:14 | | Comments(0)

「路」 吉田修一

吉田修一さんの「路」読みました。

台湾新幹線開通に尽力したビジネスをメインとした話、(言って見れば半沢直樹系)・・・かと思っていたら、全く違いました。
春香とエリックという現在(といっても新幹線開通の2007年頃まで)の若い二人を通してみる台湾と日本を横軸とするなら、
勝一郎と中野赳夫こと呂耀宗を通してみる、戦前、戦後の台湾と日本の関係を縦軸にして、物語が構成されているように感じました。戦後の台湾からの引き揚げ者のことは、わたしは、全く知らなかったのですが、引き上げ者の勝一郎がずっと、引きずっていた想い。そして、残された中野の想い。一見、個人的な想いとして描かれていますが、実は台湾が、日本をどう受け止めていたのか、どう思っているのか、この本の最後の章にある勝一郎と呂耀宗の会話に集約されているのかなと思いましたし、吉田さんが一番言いたかったことは、これなのかな、とも思いました。
作者の吉田さん、台湾をものすごく取材されたと思うのですが、単に、このテーマで書くから・・・というだけで取材されたのではなく、もともと、台湾がとてもお好きな方のように感じました。 春香(主役の一人)を通してみる台湾の町の姿、景色が、ここ数年で2回ほど訪れた台湾の風景をものすごくリアルに表現されており、一度行った人なら、あの景色に自分も行った気になって楽しめると思います。(それほどリアル)
ああ、また行きたくなった、台湾・・・。新幹線も乗っておいてよかった。 

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by chocotto-san | 2017-09-24 16:28 | | Comments(2)

「センス オブ ワンダーを探して」 福岡伸一、阿川佐和子

お久しぶりです。(といっても2週間ちょっとだと思いますが)
自分の文章に嫌気がさして、なかなか書けないでいました。

今回、そこ、立ち直った訳ではありませんが、そうこうしているうちに、記憶が薄れてしまいそうなので、
読んだものの記録です。

ご興味の幅が広く、深く、まさに、引き出しの多い方です。
奥深い話が凝縮されていて、グイグイぐんぐん引き込まれていく対談集です。

まず、のっけから「センス オブ ワンダー」とはなんぞや?という話になります。
その話題にシビれ、以前読んだ福岡先生の著作にもあった「動的平衡」に、再びシビれ、
絵画の奥深さ(探偵ものを読むような謎解きがある)にシビれ・・・と、シビれっぱなしです。

もっと、詳細に感想を書きたい気もしますが、簡潔に・・・。



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by chocotto-san | 2017-09-05 22:12 | | Comments(4)

「震度ゼロ」 横山秀夫

震度0 (朝日文庫 よ 15-1)

横山 秀夫/朝日新聞出版

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またもや横山秀夫さんの本に手が伸びました(ブックオフによくあるし。笑)
警察のキャリア組、ノンキャリア組の思惑や攻防を描いた話。
なかなか面白かったです。
ただ、最初のうちは、なかなか役職と名前が一致しなくて、何度も、最初のページをめくっていたわたし。
ああ、ポンコツ頭〜、と嘆きながら読んだのですが、読み終わってアマゾンレビューを見たら(・・・この本、評価低いのね・・・びっくり!わたしは好きだけど。)
わたしと同じで「自分のポンコツヘッドを嘆いた」と書いてある一文を読んで、思わず、吹き出してしまった。
一緒、一緒〜105.png105.png105.png105.pngそういう人もいるよねー、って。

最後、希望の余韻を残して終わったのがよかったと思う。
出世欲があると、大変!でも、全くない男もつまらないと思ったりもするー。




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by chocotto-san | 2017-08-20 20:09 | | Comments(2)

「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

伊坂 幸太郎/新潮社

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久々に伊坂孝太郎を読みました。
以前、立て続けに読んだのですが、休憩・・・と思っていたら、すっかり、遠のいていました。

やっぱり、面白い!!




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by chocotto-san | 2017-07-28 11:20 | | Comments(2)

「江戸の味を食べたくなって」 池波正太郎 他

江戸の味を食べたくなって (新潮文庫)

池波 正太郎/新潮社

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エッセイを読むことを解禁したら、気楽に読める食べ物系の本に手が伸びました。
昨年の大河ドラマ「真田丸」以来、池波正太郎さんの「真田太平記」が気になっていたのもあって、初の池波正太郎さん。

思ったより、ずっと読みやすかった!エッセイのいくつかはパリの旅行記も入っている。
パリとお江戸は似ているそう。

江戸といえば・・・
杉浦日向子さんだろう・・・というわけで、慌ててブックオフに入って、何かないかなぁと探したら、この本に巡り会いました。


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すっかり、お江戸なものを求めたくなり、2016年の秋に出来、気になっていた「すみだ北斎美術館」に行ってきました。
葛飾北斎の絵がたっぷり見れます。今は、東海道53次の絵が特設されていました。
広重より、先に、東海道53次の絵を手がけたのだそう・・・。

北斎の描いた江戸の人の旅姿や、生活ぶりと、今、読んでいる杉浦日向子さんの本で得た知識とリンクして、面白かったです。

両国は、「江戸東京博物館」に訪れるために、3回ほど来たことがありますが、いずれも、車だったので、
駅周り、歩いてみることにしました。


駅の改札口に、こんな可愛いお相撲さんの像がありました!

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スカイツリーもバッグに見えるのね。 (思いっきり、観光客ですね。写真撮りました)

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ー両国ー 江戸NOREN」 
こちらも、昨年11月に出来たばかりとか。実物大の土俵を囲むようにして12のテナントが入っていました。
ちゃんこ屋さんやら、もんじゃ焼きやら、軍鶏、深川めし、などのお店です。

江戸東京博物館では、龍馬を特集しており、大変、気になりましたが、力尽きて、アウト・・・(涙)。
(ふうちゃんも、家で留守番させてるしね。)

「江戸」は、明治の到来とともに、壊された感が否めませんが、まだまだ、ほんのすこし江戸の風情も残っているようです。
残された江戸を探すお散歩、もっともっとやってみたいな。



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by chocotto-san | 2017-06-12 10:25 | | Comments(4)

つやのよる 井上荒野

つやのよる (新潮文庫)

井上 荒野/新潮社

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井上荒野さん作品、2作目。読み進めていけば、つやのことを、もっと理解出来るのか?と頑張って(無理して)読み進めましたが、最後まで、理解出来ず。魅力もわからなかった私は子供でしょうか〜(-_-)
読解力が無い…ってことかも。
松生も魅力的とは思えず…。読むのに大変時間が掛かってしまった…。

キャベツ炒めに捧ぐ、があんなに面白かったから、不思議。

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by chocotto-san | 2017-05-10 18:22 | | Comments(0)

おいしい日常 平松洋子

おいしい日常 (新潮文庫)

平松 洋子/新潮社

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エッセーは大好きである。というか、大好きであった、というべきか。
最近は、読まないようにしていました、あえて。
だって、読むと、すっかり、その著者の方と友達になった気分になってしまったり、その方の体験や考えが、さも自分のもののようになった気がして、ついつい、お友達とおしゃべりするときに、読んだネタや、考えを得意家に披露しそうになっちゃうし。
もっと、自分というものをしっかり持ってから、読んだ方がいいのかも!?!と思って、封印していたの!
それに・・・。パリにお住いの戸塚真弓さんのエッセイが大好きすぎて、他の方のグルメな本を読むのは、浮気のような気がしてね・・・(なんてのも、オーバーですケド)。でも、でも。でも。結局、長いこと封印していたエッセイを読んでしまった。 
あー、おもしろかった。 やっぱり、エッセイはいいですね。
こういう人を文才があるっていうのねー。もう、おっしゃること全てにうなづいてしまうし、日本語って本来は豊かなんだなぁと思ってしまったよ。私の文章、なんと貧困なことか!!
そして、美味しさに釣られてオススメの調味料なんか、伊勢丹の地下を歩くとき、探しちゃいましたもん。
やっぱり、影響されやすいわたし・・・。 


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by chocotto-san | 2017-04-12 15:42 | | Comments(0)

「落葉」 朝井まかて

落陽

朝井 まかて/祥伝社

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またまた 朝井まかてさん。題材に惹かれて読み始めた。
今回の主題は、明治神宮の森。この森は、「作られた森」である。これは、数年前にNスペでやっていたので、ご存知の方も多いであろう。


明治天皇が崩御された頃、今でこそ、東京の若者の中心地である原宿も、東京の外れであり、畑はあるものの、人もまばら。ほとんどが沼地だったという。
そこに、豊かな森を作りたい。天皇を祀る鎮守の森を作ろうという計画が立てられた。
神座としての風格は、針葉樹林でなくてならない、という考えが主流ではあったが、関東ローム層には不向きであったため、現在のような広葉樹林(どんぐり、樫、椎)の森を作る事とした。
それはこういうことだ。『目指すは、藪のごとき原生林だ、天然更新される森でなくてなならない・・・放っておいても、枯れない永遠に続く森でなくては・・・』という着想のもとに
“デザインされた森”を作ろう、ということなのだ。
150年後の完成を目指してデザインする、というのは、当時としては、ものすごい賭けだったと思う。
実際、まだ100年ちょっとしか経っていないのだが、どうだろう、もう、立派な森にしか見えないではないか。

さて。この神宮の森が、メインかというと、どうもそうでもないような気もする。(読解力なし。)
明治天皇の想いみたいなことも書かれていたし。
ともかく、明治が終わって、富国強兵・・・欧米に追いつけ、追い越せみたいな時代の雰囲気と新聞が庶民に広まりつつある時代の雰囲気みたいなのが
面白かったかな。

少し、話が脱線しますが、そのNスペ。
2年ほど前だったろうか。ぼーっと見ていたら、会社でお世話になった方が出てきたの!!!!いやぁ。嬉々として、森を探索しているあの笑顔。
会社を辞めて研究に没頭したい・・・という決断を聞いた時は、驚いたけど、やっぱり、ここでも、活躍してる!!
見つけた時は、笑っちゃいました。
楽しそうで、何よりー、って年賀状にコメント書いたのはいうまでもありません(^一^)





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by chocotto-san | 2017-04-09 19:51 | | Comments(6)