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カテゴリ:本( 78 )

柔らかな頬 桐野夏生

柔らかな頬 文庫版上下巻セット (文春文庫)

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子供が行方不明になった母親と、死がすぐそこに迫っている刑事の話。彼らの暗い内なる心に迫っていく・・・という話なのですが、桐野さんらしく、筆の力が凄すぎて、ちょっと気が重くもなります。犯人は誰なのか・・・を見つけたくて、読み進めたのですが、結局、犯人は誰か分からずじまいで終わります。
これは、犯人探しが主題ではないんでしょうね。 疲れましたー。

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by chocotto-san | 2017-02-24 10:33 | | Comments(0)

「キャベツ炒めに捧ぐ」   井上荒野

キャベツ炒めに捧ぐ (ハルキ文庫 い 19-1)

井上 荒野 / 角川春樹事務所



uteさんにお勧めしていただいた本! これ、胸がヒリヒリします。
最初は、女60ね・・酸いも甘いも知ったお年頃だし、そりゃあ、味のあるキャラクターになるわよねぇ・・・設定がいいわよねぇ・・・なんて3人の女子を連想しながら楽しく読んでいたのですが、酸いも甘いも知ったお年頃、っていうより・・・むしろ・・・。

「むしろ」であります。

この年齢になっても、やっぱり、ドキドキもするし、抱えた傷は癒えることなく、うじうじすることもあるんだ・・・と知ったら、もう、とても、この人たちが愛おしくって。そして、キャラクターに寄り添って、自分も同じように、胸がヒリヒリしたりなんかして・・・。
読書ってこうじゃなきゃなぁ・・・っていうくらいこの世界に入り込めました。
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by chocotto-san | 2017-02-08 09:48 | | Comments(3)

最悪の将軍 朝井まかて

最悪の将軍

朝井 まかて / 集英社


 
生類憐みの令、の、あの綱吉の話。読みやすく引き込まれました。
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by chocotto-san | 2017-02-01 16:13 | | Comments(0)

「ベーコン」 井上荒野

ベーコン (集英社文庫)

井上荒野 / 集英社



井上荒野さん、初見でした!うー。すごくいい。好きです。

「食べるという行為は何とエロティシズムにあふれたことか?」的なことは、よく聞く言い回しなので、同じことは書きたくないので、私がいいなぁと思った点。

一つ植えた種が、こう花開くのか・・・みたいなストーリー展開に震えました。
ああ、だから、「大人のカツサンド」っていうタイトルなのね、とか「こういう1行があるから、最後にくるメニューは、アイリッシュシチューなのね」とか。物語と食べ物のメニューがリンクしている。そこを噛み締めて読めました。

歴史物みたいな知識を増やす系も好きですが、(別に歴女ではないですが)こういう著者の方の色気みたいなのに感じ入り、言葉のもって行き方みたいなのに、しびれましたー。。もっと、井上荒野さん、読んでみよう!

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by chocotto-san | 2017-01-10 10:40 |

残り者 朝井まかて

残り者

朝井 まかて / 双葉社



江戸城明渡しの前夜の話。大奥の仕事や仕組み等分かって面白い。時代が大きく変わる転換期にあっての仕事への想い等も共感できた。大奥で働くお針子の想いも丁寧に描かれているので、針を持つのが趣味である人には違う角度でも楽しめるかも。
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by chocotto-san | 2017-01-04 22:43 |

ちがうもん  姫野カオルコ

ちがうもん

姫野カオルコ / 文藝春秋


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by chocotto-san | 2016-12-04 23:49 | | Comments(0)

「不運な女神」 唯川 恵

不運な女神 (文春文庫)

唯川 恵 / 文藝春秋


実はこの本を読む前に名作の一つとも言えるバルザックの「ゴリオ爺さん」を読んでいた。その本は「父性」を題材としたもので、時代も文化も違う私の脳みそには、一向に溶け込んでくれず、私の脳は、頑なにその世界に入ることを拒み続け、やがて図書館の期日もすぎる頃には、たったの3分の1も読めていなかったので、返却したのでした。所詮、遠い人ごとのような気がしたのだ。ところが、この本に出てくる主人公は、すべて女性であり、現代を生きる人であり、皆、環境は違えども、なんとなく、ハマってしまった。短編小説ばかりが8つほどあるのだが、前作の脇役が次作の主人公である・・・という、時々見る形式。次は、どの人が主役なのかな?と考えたりするのも、ちょっと楽しい。
ただ、この本、タイトルで損していると思う。「不運な」と書かれていると、読む気がしない。私も、ブックオフで買ったはいいが、長い間、放っておいた本の一つ。ちなみに、私が一番好きなのは「枇杷」です。

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by chocotto-san | 2016-10-29 15:27 | | Comments(0)

「本日はお日柄もよく」 原田マハ

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

原田マハ / 徳間書店



またまた原田マハさんだ。 すっかり気に入ってしまった原田マハさん(kokoさんにご紹介していただいたのだ。)。何を読もうーと迷った時は、彼女のコーナーに行って選ぼう、と思っていたので、今回はこれで。

お仕事小説です。(そういう分野があるらしい) 恋愛ものでもあるので、ちょっぴり漫画のような感じでかるーく読めます!!

ついつい、こっちが自民党で、こっちが民進党(当時は民主党)のこと?などと、具体的な政党をイメージしてしまうのですが、あくまでもフィクション。 そうやって割り切って「漫画だー」と思って読めれば楽しいと思います!

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by chocotto-san | 2016-10-08 19:01 | | Comments(2)

「すかたん」 朝井 まかて

すかたん (講談社文庫)

朝井 まかて / 講談社



いやぁ・・・すっごく面白かった! 女子が好きそーな設定です。
まず、大阪船場が舞台。まるで、この間までやっていた「あさが来た」を彷彿とさせる船場言葉(というのですか?)によるテンポの良さ。食べ物を扱う商人の世界。家族愛もある。
そして、美味しそうなお料理。←その描写のうまいこと。何度、「うまそ〜❤︎」と思ったか知れません。



正直、この方の歴史ものを読んだ時は、「女子っぽさ」が、歴史とは不釣合いのような気がして、「もう少し、硬派に書いて欲しいなぁ」と思わなくもなかったのですが、今回のお話は、史実に則った話ではないですし、素直に、漫画みたいーな感じで、楽しめました。

なんなら、このまんま、朝ドラにしてもいいのでは?と思ったくらいです・・・。


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by chocotto-san | 2016-09-26 18:12 | | Comments(0)

東京島 桐野夏生

東京島 (新潮文庫)

桐野 夏生 / 新潮社



設定が凄すぎて、最初は、ひいちゃうかも・・・と思ったが、無人島にたどり着いて時間の経過とともに、人間の内面がむき出しになってくる様とか、人格が変わっていく様とか、人間形成の部分とか、色々出てくるので、確かに、「読ませる」んですよね。 この方の他の作品も、ちょっと目を背けたくなる部分が多かったので、それは覚悟していた通りです。 話の結論には期待しない方が良かったかな・・・。筆の力がすごい、ということは確かだと思いました。
読み終わってから、これが実話の「アナタハンの女王事件」という実話を基にしていると知ってびっくり。ウィキペデアで読んだら、その実話も凄そう!!(ありえない設定・・・ではなかったということだ)。 事実は小説より奇なり、とはよく言いますね。
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by chocotto-san | 2016-09-17 14:41 | | Comments(0)