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カテゴリ:本( 116 )

ソロモンの犬 道尾秀介

ソロモンの犬 (文春文庫)

道尾 秀介/文藝春秋

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道尾秀介さん、お初でした。
やっぱり、ミステリー系って面白いなー。色々書きたいけどネタバレになるので、自粛します!
犬の習性など書かれていて、犬好きの人にオススメかも! 
頭疲れてて、軽いタッチのものを求めてたし、よかった!!

ただ、私はもっともっと、泥臭かったり、人間臭があったりするものもイケます!求めます!


by chocotto-san | 2019-07-18 09:17 | | Comments(0)

コルシア書店の仲間たち 須賀敦子

コルシア書店の仲間たち (文春文庫)

須賀 敦子/文藝春秋

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この本を読んでいた頃、ちょうど、日経新聞で須賀さんのファン(?)の人の寄稿文がありました。

イタリアといえば、私の世代などは、ヴァンテーヌの光野桃さんのエッセイのイメージで、お洒落に長けてい陽気なイメージの人たちという感じですが、戦後のイタリアの姿をここで少し、知った気がしました。
当たり前だけど、一面だけを見て知った気になっていたことを恥じました。

海外に住んでいる方のエッセイは、面白くて美味しくて綺麗なもの、そして、ちょっとだけ、日本と比較して・・・というものが多いような気がしたのですが、この本には、美味しいものの話も、愉快でたまらない話も特になく、何処と無く哀愁があるような気がしました。それもそのはずで、仲間だった人、やご主人の死もそこに記されてました。

by chocotto-san | 2019-07-13 23:35 | | Comments(0)

「鋼の女 最後の瞽女・小林ハル」(下重暁子)

鋼の女 最後の瞽女・小林ハル (集英社文庫)

下重 暁子/集英社

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先回読んだ、原田マハさんの「奇跡の人」から派生して、小林ハルさんに興味を持ち、こちらの本を取り寄せて読んでみました。
「瞽女」という職業があったこと。新潟、ほか、福島、山形にこのような文化があることを、恥ずかしながら知っておりませんでした。
盲目の方が芸事をするのは琵琶法師とも少々重なるのですが、ついこの間まで存在していたこと、しかも女性限定、など知らないことだらけでした。
旅芸人で、受け入れ先でも、決して虐げられていたわけではなく、
巫女さんのように有難い存在であったことなどを知識として知りました。
養蚕業の家などは、蚕に瞽女の唄を聞かせれば蚕の糸がよく出る、と言い伝えられていたほどシャーマン的な性格を持っていたという。

ただハルさんの場合はご師匠さんに虐められ、それを全て受け入れて生きていた強さが全て芸事に昇華されていたのだと思いました。


ハルさんの口癖「普通の時にやるのは当たり前、難儀な時にやるのがほんとうの仕事」「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」。
(追記)
一晩経って、メモしておきたいことがあったので追記しておきます。
どうして、この瞽女という風習が日本から消えたのか。
まず、テレビなどの娯楽が普及して、瞽女さんの唄が必要なくなった。
蚕業界が廃れ、今は、農家やサラリーマンに移行していること。
それまで、二世帯住居で姑や小姑からの辛い風当たりを瞽女さんに吐き出すこともあったが、いまはその二世帯住居もなくなり、また、嫁、姑の関係も、昔のようなものではなくなったこと。(瞽女さんは、口が硬く、いろいろなことを彼女らに吐き出す人も多かったという)
シャーマン的なものを信じる土壌がなくなってきた。





by chocotto-san | 2019-06-07 12:09 | | Comments(0)

「ごはんぐるり」 西加奈子

ごはんぐるり (文春文庫)

西 加奈子/文藝春秋

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ごはんまわりのことを書いたエッセイ。
すごくわかる〜ってなった。特に「活字のごはん」

あと「正解すぎる店」。これも、わかる。
それって、正解すぎひん?と思ってしまう、ってところ!!!!




by chocotto-san | 2019-05-19 09:26 | | Comments(0)

「奇跡の人」原田マハ

すっかり、原田マハさんファンになっています。
思えば、一番はじめは、kokoさんに「楽園のカンヴァス」をお勧めしてもらって、読んだ感触がとても良くて、ブックオフで見つけると、必ず買ってしまいます。
でも、わたし調べでは(笑)、原田マハさんの本って、あんまりブックオフにないような。皆さん、ご自宅に大事に保管されるのかしら、なんて思ってしまいます。


今回は、新刊の頃から気になっていたこれ。
早く、ブックオフに降りて(?!)こーい、と思っていたら、ありました、ありました。
あの誰もが知っているヘレンケラーの弘前ver. というのは、知っていましたが、あの原田マハさんです。

単純にヘレンケラーを日本人として描いているだけではなさそうだ、とワクワクして本を手にとりました。

導入のところからして、あの、宮本常一の「忘れられた日本人」を彷彿させる民俗学の匂いがぷんぷんです。
(わたしは、あの、宮本常一の世界感も、好き)

「無形文化財」という言葉もあるぞ。そっか、、マハさんは、美術品に造形が深い方ですが、今度は、こっち系なのね!やるじゃん!(って、なにさま?)と
ページを捲る手が止まりません。

というわけで。
わたしは、あまりヘレンケラーとサリバン先生の話というより、導入にあった「ぼさら」や「いたこ」が何なのか(恥ずかしながら、薄ぼんやりと、言葉としては聞いたことはあったのですが、詳しくは知りませんでした)、それが、どう、この話と絡んでくるのか、そちらが気になって、読み進めました。


そうやって、読んでいって、「ぼさら」や「いたこ」の風習が青森にあって、どのような立ち位置であったのか、知り得ることが出来たし、
だからこそ、「弘前」を舞台にしたんだーということも合点が行きました。

とはいえ、サリバン先生役の去場安(ダジャレみたいなネーミングですが、笑)の、意思・生き方にも感銘を受けました。
わたしは、人に流されやすく、自分の信念を持って生きる、ということがない弱い人間なので、ここまで大業なことは出来なくとも
しっかりしなきゃ、と思ったり。

一方、介良れんのモデルになった小林ハルさんのことも知りたくて、また、新たに、違う本をネットで購入してしまいました。
今度の本は、より、詳しくボサラとして生きた方のことが、分かるようなので、楽しみです。


こうやって、読者を違う世界に連れて行ってくれて、また新しい世界を知らしめてくれて、興味の幅を広げてくれて・・・というのが
原田マハさんの筆の力なのかなぁと思いました。







by chocotto-san | 2019-05-15 09:23 | | Comments(2)

「流」東山彰良

流 (講談社文庫)

東山 彰良/講談社

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1975年、蒋介石が亡くなり、主人公の祖父も謎の死を遂げたところから物語は始まります。
祖父を殺したのは誰か?という「ミステリー要素」と絡めて、当時の中国から流れ着いた国民党の一族の台湾での生活や、共産党との争い、思想、台湾の風景など、生々しくリアルの書かれていて面白かった。台湾には2度行ったことがあり、中でも迪化街は、割と好きというか、個性的で印象に残る街だったのだが、そこの布屋の主人という設定もまたいい。チンピラに揉まれ、人生を自分の足で歩く若者が、やがて日本へ来て、祖国中国へ渡るまでの何年もの月日を描き、青春小説ありの、歴史小説的な要素もあり、の、土臭いというか、泥臭い部分もありの、あとは、なんというか・・・戦争中だろうが、戦後だろうが、結局、人は誰かに助けられ、助けて生きていくんだ、という中国人だったか台湾人だったかの台詞が印象に残りました。人のつながりを大切にする、実に、「アジア的な物語」でした。

by chocotto-san | 2019-05-03 16:58 | | Comments(0)

「ナイフ」重松清

ナイフ (新潮文庫)

重松 清/新潮社

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いじめがテーマの短編がいくつか集まったものでした。
読んでいて、辛くなりました。

この幾つかの物語は、今まで、違うところから、違うものを見ていた親が、子供の目線に寄り添おうとする、子供の新しい一面を知る。
そんな「相手を思い、歩み寄ろうとする」ところに、せめてもの救いがあるのかな、と思ったりしました。

気分を一新して、また新しい本を調達してきました。(ブックオフだけど。)




by chocotto-san | 2019-04-08 07:35 | | Comments(0)

「長いお別れ」(中島京子 著)

長いお別れ (文春文庫)

中島 京子/文藝春秋

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普通の一家の、認知症になった父親を囲むお話し。物語の主人公は、普通の一家だ。父親が認知症になったということ以外は。
でも、それだけに、自分のこととして、とてもリアルに迫ってくる。認知症でなくとも、親は確実に老いるわけで、我が家も、父親がいろいろな病気を過去から現在にかけてやっているし、身体の不自由さも、目にして親の老いを感じています。
「認知症」は、普通の老い、とは、違う面もある。それを見せつけられる。
とても重いテーマだと思います。どこの家にでもありえる話であり、他人事としては読めませんでした。
妻の想い、も、娘3人の想い、考えも、全て、共感できる。嘘がない物語だな、と思いました。決して、綺麗事を並べるわけでもなく、こういうものなんだろうな、と思うのです。だからこそ、読んでよかった。


by chocotto-san | 2019-03-07 07:14 | | Comments(0)

「終わった人」 内館牧子

終わった人 (講談社文庫)

内館 牧子/講談社

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いやぁ、楽しかった。この本、前のめりになって読みました(笑)。
暇さへあれば、ページをめくってしまいました。

映画にもなってますよね!舘ひろし主演で。
ネタバレになってしまいそうなので、感想は控えようと思います。



それでも、少し、気になる方へ・・・
by chocotto-san | 2019-02-22 09:03 | | Comments(0)

「何者」(朝井リョウ)

何者 (新潮文庫)

朝井 リョウ/新潮社

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面白かった。最初は、「うーむ。就職活動か。」とか「若者の話か」とイマイチ乗り気になれないまま読み進めたのですが、どんどんハマっていきます。

SNSと、「言葉」について少々考えさせられ、でも最後の最後に。

まさに この本の「あとがき」にある通り

この本の魅力は、「安全な場所で傍観していた読者が、いきなり当事者になり変わるところだろう」 という、どんでん返し的なオチ(?!と言っていいのか)が待ち受けるところ、だと思う。

いやぁ、面白かった。



by chocotto-san | 2019-02-12 09:03 | | Comments(0)